第31政策提言「グローバル化の中での日本農業の総合戦略」(2009年1月14日発表)に、
「今こそ日本農業が世界市場に進出し、成長産業に転じる絶好のチャンスと捉えるべきである。」
と書かれている。
昨日の石破農林水産大臣記者会見では(平成21年1月16日)
「我が国全体の産業の在り方として、これから先、農林水産業というものを成長産業として位置付け・・・・・・・・・・・・・・」
なる発言があった。
半年前は、WTO EPA FTA 貿易交渉の足を引っ張っていると言われた日本の農業。
数ヶ月の間に何が変わったのだろうか?
急遽成長産業に祭りたてられる農業。
農業者としてはピンとこない。
財界やシンクタンクからの提言に踊らされること無く、農家はしっかりした意見やビジョンを持って自らの経営を発展させてゆきたいものだ。
求められているは、農業界内部からの改革のような気もする。
今風に言えば、農家自らの「Change」といったところだろうか。