大切な食料生産装置、田畑の被害とその復旧。
農舎や農業施設の被害は農家自身が把握出来てきましたが、
積雪の中で、田畑や水路、パイプラインの損傷の掌握は進んでいません。
例えば、被害が無いように見える田んぼでも、水田に水が来るのか、水が漏れないのか?レベル均平が保たれているのか?
能登広域で土地利用型農業を営む私達は、まだ春からの作付け計画も立たない状況です。
加えて、社員の状況、労働力の確保についても、時間を要します。
そして、そもそも農場への安全なアクセス確保。
国道、県道、市町道、土地改良区管理道、私道、今まだ、いたるところで損傷しています。
順番に修理していかなければならないのですが、受益者が零細な農道は、置き去りにされていて、後回しになり、自分達で修復して行かなければならないようです。
優先順位が低いのは、理解出来るのですが、とにかく、広域なので、手が回らない。
改めて中山間地農業の脆弱さを感じております。
しかし、大変なのは皆同じ、前を向いて頑張ります。
時間はかかりますが、少しずつ。


